僕は断ることが苦手でした。
相手に嫌われたくない、相手からいい人と思われたい、という思いがすごく強かった。
そんな悩みを抱えたまま悶々と悩んでいた時、ある考え方に出会って、何とか手放すことができました。
やっと「Noと言えない自分」から「Noと言える自分」へ変わることができたんです。
何をしたかはまた別の機会でお話しします。
断りにくい理由は?と聞かれると、多くの場合、「相手に嫌われたくないから」「相手との良好な関係を壊したくない」などの答えになりますよね。
中には、「相手に悪いから」というのもあると思います。
が、これって自分に都合の良い言い訳に聞こえませんか?
自分が相手に嫌われたくないという思いが強く出た言葉、自分をよく見せたいという考えが見え隠れしてますよね。
では、断るとき、どんな言葉を使いますか?
「ごめんなさい。〇〇なんです。・・・」
お詫びの言葉から入っていませんか?
この言葉、相手はどうとらえるでしょうか?
誘ったらまずかった?
迷惑だったかな?
嫌な気分にさせたかな?
など、申し訳ない気持ちや後悔の気持ちをいだいているかもしれません。
そこで、感謝の気持ちをまず伝える。
例を挙げます。
夕食に誘われたとき。
「誘っていただいて嬉しいです。あいにく先約があり一緒に行けません」と答える。
初めに出る感謝の言葉で、相手も自分も気持ちが暗くなりません。また相手への衝撃も少し、緩和されるはずです。
何か頼まれたとき。
「声をかけてくれてうれしいです。ありがとう。あいにく今週は、急ぎの要件があり手一杯なんです。期待に沿えずすみません。」
まずは、頼まれたことに対して感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。
断るときも、お互いができるだけ嫌な思いをしないように心がけたいものですね。