「人にお願いする」
僕が苦手としていることです。
どうしても、「断られたどうしよう」「怒られるのが怖い」「相手の負担にならないだろうか」など様々な思いが湧き上がってくるんです。
だから、自分でやろうとする。
でも、できないこともあるわけで、終わりまで行かないことが多くなってしまう。
そこで、自己啓発やら心理学やらたくさんの本を読みました。
「なるほど」と思うこともたくさんあり、しばらく実践することにしたんです。
ですが、自分の中にある「断られることに対する怖れ」があるせいか、「ひとにお願いする」ということが苦しいままでした。
お願いすることが目的となり、目的が達成できないときは落ち込み、自分を責め、日々心をすり減らしていることを感じていたものです。
そんなとき「自分の中にあるブロックを手放して軽くなる」という考え方を知りました。これは、怖れを感じることに対し、どの部分に怖れを感じるのか、なぜ怖れを感じるのかを深掘りして原因を突き止め、原因を手放すというものでした。
僕が持っていた原因は、
「おれにやれってか！今やってることが遅れたらお前のせいだからな！」
と恫喝されたという出来事でした。
このあと、僕が依頼したことも、その人がやっていたことも、中途半端で終わってしまい成果にはつながらなかったんです。当然、その人からは「おまえのせいだ」とせめられましたけど。
この出来事で「断られる＝嫌われた＝存在を否定された」と連想していたんです。
これを手放すのは容易ではなかった。ずっと持ち続けていたものだから。
「出来事をどう受け止めるかはその人が決める」
「人の反応は、自分ではコントロールできない」
「お願いを受ける受けないは相手が選択するもの」
こんなことを意識しながら「自分でコントロールできることに集中する」ことを心がけました。
「僕は、自分のやってほしいことを伝えているだけ」
時間はかかりましたが、少しずつ恐れも和らいでいくことを実感でき、今はだいぶ恐れもなくなったと感じています。ゼロにはなっていませんが、相当楽になりましたよ。
「人にお願いをする」ということは、僕にとって「やってはいけないこと」でした。
ようやく「やってほしいことを伝えているだけ。やるやらないは相手が決めること」と思えるようになり、余計な感情をいだくことも少なくなりました。
じっくり自分と向き合うことで解決できることがあるです。
