「結論を最初に伝える」
これは、僕が言われ続けてきたこと。
話が短くなれば、聞き手には伝わりやすくなる。何が言いたいのか、簡潔に伝わるからなんですね。
だけど、短すぎて「何が言いたいのかわからない」と言われないために、少し工夫が必要なんです。
簡単に言うと、「文章の組み換え」です。
起承転結にこだわらない。
最初に、「何が言いたいのか」を持ってくることで、伝わりやすくなります。
起承転結にこだわり、話の構成をきちんと考えて話しても、伝えたいことが相手に伝わらないことがある。
なぜでしょうか?
結論が最後になるからです。
例を挙げます。
上司から、「この資料、1週間でまとめてくれ。できるか?」と聞かれたとします。
こんな風に答えました。
・いま、出張報告書や議事録、来週の会議資料の作成とかでパンパンなんですよ。
・昼の休憩時間も休まずにやっているんでが、なかなかはかどらなくて。
・あと3日くらいで片付きそうなんで、そのあとでもいいですか?
・なので、1週間では無理です。
最後まで聞くのは、ちょっとイラッとしますよね。結論を早く言えって。
まず、結論である「1週間では無理です」と伝えます。
ただ、このままでは少し言葉が強いので、もう少し柔らかい表現で。
「急ぎの仕事があるので、2日後の取りかかりでいいですか?1週間ではちょっと無理ですが」とか。
結論を先に言うことで、「何が言いたいの?」を解決できますよ。
それからもう一つ。
話の組み立て方です。
結論 → メリット → デメリット → 対応策 → 結論
ダメ押しで、最後に伝えたいこと「結論」を持ってきます。
メリット・デメリット、対応策を伝えることで、意見が通りやすくなるかも。
結論、伝えたいことをまず最初に持ってくる。
ちょっと心がけてみて下さい。
ただ、強い言葉ではなくて、柔らかい言葉を使うようにご注意を。