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潜在意識と顕在意識

「潜在意識(せんざいいしき)」とは何でしょう?

「自分で認識できない意識」のこと。

簡単に言うと「自覚してない自分自身」です。

 

自分の奥底に、自覚していない意識、自覚できない意識があります。

過去の経験など、自分では意識せず自然に蓄積された情報の宝庫です。

しかも、無意識にとるあなたの行動、

物事に対する反応が決定付けられるほどの力を持っています。

 

「人見知り」や「人前に出ると緊張する」といったことも

潜在意識に蓄積された過去の経験から、無意識にとっている行動かも知れません。

 

では、「顕在意識(けんざいいしき)」とは何でしょう?

「自分で認識できる意識」のこと。

簡単に言うと「自覚している自分自身」です。

呼吸をしている、音が聞こえる、ラーメン食べたいなど、

「今」、「ここ」に向けられた意識が、顕在意識です。

 

顕在意識が強い人は、今やるべきことに没頭する人、

逆境をものともせず突き進む人ともいえるかもしれません。

ですが、「潜在意識と顕在意識がケンカをしたら、潜在意識が勝つ」と

言われているほど、潜在意識が優先されます。

 

潜在意識は、五感で感じたもの(目、耳、舌、鼻、皮膚)や

出来事に遭遇した時の感情などを経験としてそのまま受け入れています。

しかも、無条件で受け入れます。忖度はしません。

ネガティブやポジティブ、良い、悪いなどの通念は関係なく、

全ての情報をそのまま受け入れ蓄積します。

 

例えば、テレビから流れる犯罪のニュース、銃器を使い人を殺す戦争ゲーム、

友人などが話している愚痴など、一般的にはネガティブと言われているようなことも

潜在意識に経験として蓄積されていきます。

 

こんなことが積み重なると、人の行動は潜在意識に影響されるので、

人との接し方、生活態度、言葉遣いなどに影響が現れてしまいます。

 

では、潜在意識の一部を書き換えてみましょう。

どのようなことが起こるか?

「今の自分はもうヤダ。こんな自分になりたい」「今よりも、よい人生を送りたい」

などの願いが叶うかもしれません。


そもそも、潜在意識の役割とは?

私たちの命を見守る存在かもしれませんね。

 

例えば、「高所恐怖症」という事例。これを考えてみましょう。

(実は、私は高いところが苦手でした)

子供のころ、木に上り、足を滑らせ木から落ちた経験があったとします。

この経験は、「痛い」、「怖い」といった感情を伴った経験として

潜在意識に蓄積されます。

これにより、「高いところは危ないところ」という情報が

潜在意識にインプットされます。

 

次に、飛行機に乗る、観覧車に乗るなど、高いところへ行くと無意識に体が硬直する、

ドキドキするなどの身体的な変化が起きます。

心が体にブレーキをかけている状態です。

「やろう」と思っていても「できない」ということになります。

 

顕在意識で「○○したい」と思っても、潜在意識が「〇〇できない」と

ブレーキをかけてしまいます。

これでは、チャンスを逃してしまうことが多くなります。

では、チャンスを逃さないためにはどうすればいいか?

そう、「潜在意識を書き換える」ことが出来ればいいわけです。

この続きは、また今度。